2015年9月6日日曜日

初めてのホームステイ!

7月の末に我が家へ日本語を勉強中の学生さんが、ホームステイで2泊しました。

ナターシャという名前なのでロシア人かと思ったら、ミネソタ出身のアメリカ人でした。

ミネソタといえばハスラーのモデルになった『ミネソタファッツ』くらいしか思いつかない僕に、しっかりおもてなしができるのだろうか?

英語は幼稚園の頃から習っていた僕ですが、中学の時にちょっとサボっている隙に、テストの成績が平均点以下になって以来、完全に拒否反応を示すようになっていたのですが・・・

でも片言の英語と片言の日本語でやり取りしていると、これはこれで楽しいですね!

片言の英語でもイントネーションの強弱や、ジェスチャーを加えるだけで十分通じますし、なんだか賑やかな3日間を過ごせました!

昼間は当店でレンタサイクルをお貸しして、神戸観光及び、日本語と文化の勉強を自由にして頂き・・・


夕方からは当店でスタッフや常連のお客様たちを交えて、コミュニケーションを楽しんでいただき・・・


夜は神戸へ来た目的の一つで、夜景ツアーを楽しんで頂くために車を出して・・・


さりげなくゴーストスポットだとも教えて差し上げたら、「オーマイガッ!」って・・・(笑)

神戸の次は富士吉田市に宿泊し、富士登山にチャレンジするのだと聞き、次の宿泊地までのルートと時刻表を英語とローマ字で書いてあげたら、僕が筆記体で書いた事に随分驚いていました。

「私、筆記体・・・そんなに上手く書けない、あなたは字が綺麗。私、とてもビックリしてます・・・」と片言の日本語で。

確かに筆記体って何の為に習うんだ?って言われるくらい、最近じゃアメリカ人も使わないそうなので・・・

何だか不思議な話ですよね。

最終日に新神戸駅まで見送りに行く際、店の近所の子供たちが「私たちもナターシャを見送りに行きたい!」って駄々をこねるので、仕方なく連れて行ったら・・・

「暑いから何か飲み物買って~!」って集られてしまったという(笑)

このガキ共(笑)は一体、何をしについて来たのだか・・・。

それにしてもホームステイの受け入れは楽しかったですね!

外国人全てが・・・って訳ではないでしょうが、ノリが陽気で会話が楽しめます。

改めて日本ってなんて窮屈な国なんだろう?って感じちゃいました。



そんな事があった数日後・・・

今度はロードバイクでフェリーに乗って九州へ行き、大分~熊本を走るんだ!という黒人さんがうちのお店に寄り道をして下さいました。

「自転車・・・デカイなぁ~。」

その人の身長は190cmは超えているだろうか・・・

「こんなメーカー知らないなぁ~。どこで買ったんですか?」って聞いたら・・・

「ウイグル・・・。」

「えっ何?ウイグル?」

つまりインターネットで買ったという訳だ。

それを聞いた僕が、改めて自転車を見直したら・・・

不具合だらけ!

リアホイールを固定するクイックシャフトは滑り止め部分が欠損!

これって走行中にホイールがずれるやん!

これは命に関わる大問題です。

その上ヘッドがグラグラに緩んでいるし・・・

ブレーキも変速も調整不足。

ワイヤーは先端のキャップが欠損してささくれている。

何もかもが完璧とは程遠いセッティング・・・

「ん~っ!これは~っ。」

これから九州を走ろうっていうのに、これでは放っておけないので・・・

全部きっちり調整&増し締めし、クイックシャフトも僕のを1本差し上げました。

すると「オ~ウ!ジーザス!」って涙を浮かべながら喜んでくれて・・・

その後「お・い・く・ら・ですか?」って聞かれたので・・・

「これからロングライドするって人が、こんな状態で自転車に乗っちゃ危ないと思ったので、勝手に直しただけです。僕の気まぐれです!だから料金は取れません!!その代わり怪我無く無事に完走して下さい」って断りました。

その方は何度も何度も深々とお辞儀をして去って行きました。

結局無事に完走できたのかな?

ちなみにこんな事を書いているからって、うちは決して普段から無料で修理を承るような駆け込み寺ではありませんので、くれぐれも勘違いはなさらないで下さい!

よろしくお願い致します!

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