2015年9月25日金曜日

メリダ展示会に行ってきました!

8月20日・・・タケやんとユル原君を連れて、中百舌鳥にある堺の地場産センターまで行きました。

アルバイトの2人にはやってもらう事もたくさんあるし、留美さん一人留守番って言うのも無駄やリスクが多いのですが・・・

まあ夏休みくらいしか学生の2人を連れて出歩けないので、展示会の雰囲気や、仕入れの縛りの厳しさ、それに対して取り扱いをするメリットがあるか、どうか・・・といった判断を、一個人経営のショップがどのようにするのか・・・

そういった勉強も兼ねて同伴!

今回は2016年モデルの『メリダ』です。

現在はミヤタサイクルさんが卸元になっています。

メリダも台湾ブランドではジャイアントに匹敵するくらい頑張っているブランドです。

メリダ製のMTBでシングルトラックを走っていたら、ヘッド周りの溶接が割れて自転車が真っ二つになった・・・なんてネタにされていたのは20年ほど前。

随分と完成度の高い製品をラインナップするようになったのですが・・・



単刀直入にいうと、今の当店には取り扱うのはリスキーかな?

一緒にしまなみ街道へ行ったM山様が乗っているのもメリダでしたが、やはりまだ世間一般の素人目線から言うとジャイアントには及ばないんですね。

自転車は全然いいのですが、知名度が・・・

さすがにジャイアントやTREKとまで行くと、車で言うトヨタやレクサスに乗っているようなもので・・・

どこにでも走っている人がいる。

それが安心感や信頼感になっていて、「とりあえず初めて乗るんだったら・・・。」みたいな、都市伝説を作り出してしまっています。

対する当店のスタンスは有名ブランドにはこだわらない。

ブランドではなく、クオリティにこだわった自転車選びというのがモットー。

どちらかというとニッチな路線で勝負をしている感じです。

そういう意味ではメリダは悪くないのですが・・・

当店はまだ出来て3年の新規ですし、当店自体の知名度がまだ『あやふや』・・・

しかも当店は立地の関係もあって、あまりプロショップらしい店構えにしないで、一般の主婦や老人も利用しやすい雰囲気を守っています。

そんな当店で扱うにはメリダはやはり『あやふや』。

いいメーカーなんですけど、極端なんですよね~。


イタリアのプロチーム『ランプレ』で採用されているっていうのは大きな武器なんですけど・・・


そのうえ、確かに完成車20万円弱~30万円台クラスのラインナップは売りやすいのですが・・・

僕は同じ名前の自転車で、やたらとグレード分けする売り方って、あんまり好きじゃないんですよね。

TREKのマドンがそうであったように、元々フラッグシップバイクにしか冠されない名前が、いつしか廉価モデルにまで蔓延してしまったら、マドンがマドンである理由はどうなるの?って・・・

僕も一時、ランス・アームストロングの強さの秘密に迫りたくて、マドンを所有していた時がございましたが・・・

後にそうなってしまった事で見るのも嫌になってしまった事があります。

僕は憧れの自転車を安く購入したいと願う人の気持ちは、決して解らなくはないのですが・・・

結局それは似ているだけの別物なんだよ!って思うと何だかなぁ~。

それだったら、そのテクノロジーを踏襲した別物として、名前を変えて売って欲しいんですよ。

その方が愛着が湧くでしょ?

ピナレロだって見た目が同じような自転車ばかりなのに、素材のグレードによって名前を変えてますよね?

まだそっちの方がいい!

自分の自転車に誇りや愛着を持てないで、メンテナンスなんて覚えるどころか、する訳がないし・・・

まあドンドン新しい自転車を買い換えて欲しいメーカーとしては、ある意味正解なんでしょうけど。

僕はブランド名の安売りが好きではないので、やはり合点がいきません。


こんないい自転車が作れるんだったら、名前も特別なものにしてよ!

『SCULTURA9000』

完成車重量5.8kgの超軽量ロードバイクですよ?

スラム・レッドを使えば軽くなるのは当然だけど、フレーム重量720gって・・・

エヴァディオが次のヴィーナスに代わるフレームに・・・って考えてたのと、重量と価格が被るのがやや気になるところだが、これ・・・乗ってみたいなぁ~(汗)

スペックを考えたら120万円(税別)って価格も、決して高くはない!

しかし当店の客層では、まず来ない価格帯でもある(苦笑)


結構100万円クラスのオンパレードでびっくりしました。


TTバイクはアッセンブルしているパーツを見ると、SCULTURA程の本気度は感じられないのですが、それでもかなりよさげ・・・というか、十分速く走れそうな自転車に仕上がっています!


黄色もカッコイイ!

これはフレーム売りで・・・って思ったら、 WARP TRI 7000-Eのフレーム価格は、SCULTURA9000よりも高いじゃないか!

意外とフレームは本気で作ったのかも知れません。




一転して税抜き10万円以下クラスの自転車・・・

ここまで来ると・・・カラーリングを含めて手抜き感を感じてならないのですよ。

確かにパーツアッセンブルとかを考えても、限りなくメリダが努力しているのは判るのですが・・・


クラリス装備とはいえ、現在83,900円(税抜)の価格は、ロードバイクとしては最安値クラスだ!

2016年モデルではコーダーブルームも値上げが決定していますからねぇ~。

しかし・・・価格帯別で見れば、買う人間のレベルも上手く使い分けている感じがして、この合理的過ぎる感じがちょっと寂しくもあるなぁ~。

MASIとか別会社に売り飛ばされた老舗メーカーでさえ、フレームのカラーリングなど、ブランドイメージを壊さないよう質感にこだわって安物感を出さず、そのうえ廉価モデルであっても走りは上質。

それを考えると・・・これはちょっと手を出し辛い。

価格には惹かれますが・・・(笑)


こちらは逆にありがたいかな・・・


ディスクブレーキモデルのロードバイクに限っては、時代背景を踏まえた程よい価格設定かと。

ロードバイク&ディスクブレーキの組み合わせについては、既に機は熟したと言う人もいれば、まだまだ時期尚早と考える人も多いので、お試し価格くらいがありがたい!


クロスバイクに至っては・・・メリダが決して悪い訳ではなく・・・

当分の間はコーダーブルームの一人勝ちが続く・・・そんな感じでしょうね。

メリダの自転車を取り扱うメリットは無くはない。

ミヤタサイクルさんとの取引きはしていてもいいと思う。

しかし・・・今の当店のコンセプトでは売りにくいかなぁ~。

仕入れの条件もかなり厳しめだったので、そうなると台数を買ったはいいが捌けない・・・

そのうち翌年の契約更新日が近づく・・・

悪循環ですな(涙)

当店の客単価が上がるまでは・・・我慢かな・・・(苦笑)

さあ頑張ろう!

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