2015年4月22日水曜日

コーダーブルーム・ファーナSLの試乗インプレッション!


先日も少し触れましたが、こちらのコーダーブルーム・ファーナSLを試乗してみたので、簡単に僕のインプレッションを書かせて頂きます。

前回はパーツ構成などで、かなりのコストパフォーマンスだと述べたばかりですが・・・

乗ってみて驚きました!

持って軽いと感じた以上に、乗ったら更に軽さを味わえるのです。

軽量アルミフレームなので、恐らく7000系アルミ素材か、それに合金を加えたフレームなので、率直な感想としては硬いフレームだと思いました。

なので、ある程度体重や脚力のある人じゃないと踏み出しの軽さは5段階で4くらいにしか感じないかも知れませんが、僕は5をあげてもいいレベルだと思いました。

直進安定性は4弱かな。

自分でコントロールを楽しみたい僕にとっては、このくらいが最高にバランスが良いと思えます。

加速の鋭さは4~5くらい。

踏んだら恐ろしく鋭い加速が出来ます。

しかし普段より、ギアを1~2枚重たいのでも、軽く回せる感じだったので、無理をしなくても速度の伸びは体感できます。

細かい路面の突き上げ感はありましたが、恐ろしく収束が早いので、全然トラクションが逃げる感じがしなくて、かなり思い切って振り回せるいい自転車です!

今回はテスト用に当店の手組みのホイールを使用したので、完成車キットに付いているシマノ・RS61だと、もう少しマイルドな乗り味になると思われます。



久々にいいアルミバイクに乗れた気がします!



この乗り味はちょっと例えが古いんですけど、1998年にカレラ・ハーキュレスに乗った時と感覚が近いかなぁ。

当時アルミフレーム全盛期だったんですけど、僕はカレラ・ハーキュレス又は同じくカレラのブラックナイト、ピナレロ・パリ、ジタン・マッハ3001、ウィリエール・エリート(パンターニモデル)の
5台の中でどれに乗り換えようかと迷って・・・

結局コストパフォーマンスに一番優れていたジタンを選んだ経緯があります。

一番安かったのはウィリエールだったんですけど、一番人気で乗っている人が多かったことと、イーストン・エリートのアルミチューブに対して、余り耐久性の上で信用していなかったから外したんですよ。

実際当時あれだけ売れたフレームなのに、中古車両として市場に残っていないのは、単にコレクターが多いだけではなく、もうまともに乗れる個体が無いって事を物語っています。

ちなみに当時ハーキュレスは37万円するアルミフレームだったので、フレームだけでも高級カーボンフレーム並みの価格だった事を考えたら・・・

その性能に近いか、下手をすればそれより良くなったであろうアルミフレームの完成車が、税込で189000円で買えるという今の時代がすご過ぎますね!

実際にフレーム重量は確実に軽くなっています。

初めてハーキュレスに乗ったときに「異次元のような乗り味や~!」って感動した、あの時の感覚が甦りました。

まあ僕のジタンも新車購入時は、瞬間で中二病に陥り、心の底から雄叫びを上げたいくらい、恐ろしく尖った加速をしてくれる自転車でした。

そう思うとファーナSLはここまでレーシーな乗り味ながら、乗り心地は決して悪くなくて・・・

むしろ楽チンにすら思えてしまいます。



まあ肉薄な軽量アルミフレームなので、ハードに乗る人なら2~3年で賞味期限を終えてしまうと思いますが、それを差し引いてもコストパフォーマンスが高い自転車だと言えます。

最近徐々にまたアルミフレームの人気が復活してきている兆しがあるので・・・

完成車価格で予算20万円未満でお考えの方は・・・

迷わずこれじゃないでしょうか?



尚、11速化したNEW105ですが・・・

結構DISっている人が多いのですが、僕は全然いいと思います。

アルテグラやデュラを買った人のやっかみかも知れませんが、価格を考えたらものすごく出来はいいと思うのです。

5700系105のクオリティの低さから考えたら、ものすごいレベルアップですよ!


そんな事も加えてオススメさせて頂きます!

0 件のコメント:

コメントを投稿