2015年2月7日土曜日

1月25日(日)ポタリング・・・今回も新規開拓!そしてエヴァディオの試乗会終了。

この日はH川様とK南様のみ参加で、計4名と久々に少人数でした。

「これは新規のパターンですね。」

「えっ?店長。今日はトレボンかと思っていましたよ。」

「いやいや、そうそうパターンが読まれたら面白くないじゃないですか!」

「新規ってどこに行くんですか?」

「判りません!新規は何となく見つけて入るんです!それがポタリング。」

「なるほど・・・。」

そうは言いながらも気ままに走りつつ、向かう方角に何か気になっていたような喫茶店とかあったかなぁ~って考える。

「あっ!そういえば一度行ってみたかったお店があったわ!」


灘区の上河原通にある『ファミーユ』。

ここのモーニングは350円~なので、すごく安いって前から気になっていたんです。

入った瞬間常連客のおっちゃん達から・・・

「今日はどこまでサイクリング?」って聞かれて、ポタリングの説明をするのはくどいので・・・

「今日はぶらっと自転車で散歩程度です!」

ところがこの辺りは灘区でも下町情緒的な地域って事もあり、おっちゃんとの会話はまだまだ続く・・・

意外にも自転車への理解や知識を兼ね備えた方で、「高い自転車やったら100万円以上するのもザラなんやってなぁ?」とか、自転車好きな人間にとって、そういう金銭的感覚を理解してくれる人との会話ほど安心できるものはない!

ロードが欲しくてお店に来店される方でも、予算は5~6万円以内とか、平気で言う方もいます。

それが間違いかというと、そういった方々の常識においては、5万円を超える自転車は高級車って扱いなので、決して間違ってはいないんですよ。

ただロードは最低でも8万円以上するのが現実なんですけど。

自転車のネタで会話をするにあたって、ここの金銭感覚・・・というか、現実を知っているか否かで、会話の質が変わってしまうというのが、自転車販売店でありがちな悩みです。

フレームの素材がどれほど科学の最先端なのか?そんなマテリアルの話まで聞いた上で、「なるほど!だから自転車でもそんなべらぼうな価格が有り得るんですね?」って理解を示してくれる方ばかりだと楽なんですが・・・

「えっ?10万円前後からじゃないと、まともなロードバイクは無いの?」って反応をする方の大半は、マテリアルのうんちくとか・・・もはやどうでもいい!って方ばかりでして(笑)

結局ホームセンターやネット販売の、とりあえず自転車の形で、普通に乗れて、価格が安けりゃ何でもいいって人には、凡そ理解できない世界なんですね。

たまにうちへ遊びに来る小学生にも嫌味を言われます。

「ママがここの自転車屋は高いからあかん!」って(苦笑)

OPENから2年少々の個人商店にしては、かな~り無理して値引きしてるんですけどね。

時々・・・散々拘束されて修理や調整の作業をしたにも関わらず、「ありがとう~!」って、代金を払わずに帰る人に迷惑する事もありますが、大半のお客様は気持ちの良いお付き合いをさせて頂いてますので、値引きは割りと頑張っているはずです。

そもそも乗る人の安全とか、使い勝手の良さを熟慮したら、ママチャリでさえ、変速付きでオートライトは当たり前!

そうなったらママチャリとはいえ、小売価格は4万~6万のものが大半である。

大手メーカーの自転車の仕入れが75%以上するって考えたら、それを5000円~1万円値引きするのが如何に辛い判断か解って欲しいけど、そうは言えないジレンマがある。

「高いって言うけど、値段が高いなりに安全でクオリティの高い自転車を選んで仕入れてるから、決して意味も無く高いのとは訳が違う!」

小学生に言っても解らないかも知れないけど・・・

まあそんな事からも、いい自転車に乗るにはそれなりにお金がかかるのは仕方ない!って解った上で話が出来るというのは、ある意味至福の瞬間なのだ。

そしておっちゃん達の席にはタクシードライバーやらなんやら・・・

馴染みの常連客がどんどん増えて賑やかになる。

こういう気さくでアットホームな雰囲気は本当にいいですね。

4名なのに外野が加わって賑やかなモーニングを楽しめました!


それはそうとエヴァディオの試乗車を返却する事になりました。

そこで乗ろう!乗ろう!と思いつつも乗っていなかった、Di2仕様のバッカス01に乗ったのですが・・・

「なんじゃこれ?変速の精度が出てないやん!」

まさか返却する間際に気付くとは、我ながら大失態!

これじゃ自転車の良さを味わう以前の問題ですよね?

僕としてはN君の経験と実績を買って、試乗車の調整も任せていたのですが・・・

それとも誰かが故意にジャンクションボタンを長押ししてから、シフトボタンを触った?

いや・・・いくらなんでもそれはないやろ?

シフトボタン3タッチ分くらい微調整の精度がずれていました。

ショックです。

一見ブラックのような、実は深いパープルの綺麗なフレーム。

カッコいい自転車も整備が中途半端だったら台無しです。

エヴァディオさんごめんなさい!

とりあえずキッチリ調整してから返却しました。

他のショップさんや、そこで試乗する方にも申し上げたいのですが、試乗車は大切に扱って下さい!

たまに酷い扱いのまま試乗車が回って来る事がございます。

特にシートピラーの固定ボルトの締め付けトルクとか、滅茶苦茶なのがすごく気になります。

カーボン製の場合は特にですが、トルクレンチを使って下さい!

切に願います。

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