2015年2月6日金曜日

1月24日(土)走行会!・・・驚愕の傾斜角度!29%の恐怖!!

この日はマサやんとH川様が参加し、3名で出走!

最近とんでもない激坂ばかり・・・つい行ってしまうので、タケやんとかは寒くて朝が弱い事に加えて激坂が恐いらしく、それで敬遠しているらしい(笑)

激坂ねぇ~。

別に途中で足を着いたって、誰も責めないですよ。

みんなで上ればどんなにアホみたいな激坂も楽しく上れてしまう!

「店長!これはありえないでしょ?」とか、軽く怒りをぶちまけてくれて結構です!

それでヤケクソになって上ってみたら、意外にもストレス解消になって・・・

上ってから振り返って見て・・・改めて「ありえねぇ~!」って、みんなで溜息ついた次の瞬間、それが笑いに変わっているという・・・

坂道が苦手・・・

その理由は?

①筋力(体力)がない!

②必死に上っている自分を思うとダサい。

③みんなより遅かったり、足を着いたらかっこ悪い。

④そんな強烈な坂道なんて上った事がないから恐い!

⑤想像しただけでしんどい!わざわざ上る意味が解らない。

まあ主にそういったところでしょうか?



筋力や体力がなくても上れる人はいます。

自転車って不思議なんですけど、基礎体力が低い人でも、自転車の性能とその自転車との相性が良くて、ペダリングする事のセンスがあれば、意外にとんでもないパフォーマンスを発揮する事があるんです。

真面目にトレーニングしてもなかなか強くなれない人が、バカらしく思えるような・・・そんな奇跡もたまに起こるんです。

まずは自転車に乗ってみる事、自転車の上から自分の可能性の扉を開いてみるところから、物事を判断してみましょう。




次に必死にもがいている自分の姿が不細工だと感じる人・・・

僕が中学の頃の同級生で、家庭科の時間にみんなの前で雑巾を絞らされた友人がいます。

握力が学年で1、2を争うくらい強かった彼を、家庭科の先生は褒め殺しで煽り立てる。

頑張り過ぎてよだれを垂らし、見事雑巾にベッタリ付いて、更にバケツの水へと混合されたのであります。

その雑巾とバケツは、前列に座っていた藤原さんという、とても可憐な乙女のものでした。

教室内の空気はたちまち凍りつき、目の前でその事件の一部始終を見てしまった僕は思わず・・・「うわっ!ヨダレダーマンや!」と叫んでしまい・・・以来彼のニックネームは『ヨダレダーマン』又は『ヨダー帝王』と呼ばれるようになってしまいました。

とまあ、人を巻き込んでやらかしてしまう場合ならともかく、自転車は交通ルールとマナーを守り、安全に乗ってさえいれば、誰にも迷惑はかけません!

そして事実僕らが激坂で走っている際も、腹の底から声を振り絞って気合で上っています。

表情はおよそ見れたものではないでしょう(笑)

ヨダレダーマンになっている人もいるかも知れません(笑)

だからみんなで走ったら面白くて仕方がないのであります。

そしてバカみたいに、何かに必死になれる事の素晴らしさを一緒に味わいましょう!




そして途中で足が着こうが、みんなより遅かろうが、そんな事は気にしません!

最初から速い人なんて稀なんです。

そんな天才ばかりだったら世の中苦労はしません!

足を着いた人は3回着いたなら、次回は2回までにしましょう。

途中から歩いた人は、次は足を着く事があっても、最後まで自転車に乗って走りましょう!

スピード云々よりも走破する事、達成する事に意味がある。

そして何度かトライするうちに、走りの内容までもが自分で見えてくる。

苦手なセクションで頑張れたか・・・前半で頑張り過ぎて後半にバテたとか・・・

そういう事が判るようになってきたら、自分のコンディションの調整も意識できるようになるのであります。

それによって走りの幅も大きく広がります!

まずは一歩踏み出す勇気を振り絞って下さい!

そこから全ては始まるのです。

『普通』で満足している人は5万といます。

しかし何を持って普通なんでしょうか?それはきっと正しくは平凡なんですよ。

少数派か多数派でしか判断できない人が多いのは致し方ないのですが、人と同じ事をやっていたのでは人よりも良い結果は出せませんよね?

全てにおいてその考えを適用する必要はないけれど、10のうち1~2個はそんなチャレンジ精神があってもいいんじゃないかなぁ~って思うんですよ。

激坂はまさに少数派の自己満足できる世界ですよ。

誰もがわざわざ味わいたくない苦しみを越えて、何物にも換えられない最高の達成感と、達成したものにしか見ることの出来ない景色がそこにあるのです。

男のロマンじゃないですか!!




まあ稀に高所恐怖症とか登坂恐怖症って方が、今上った坂道を振り返ってガタガタ震え出すなんて事もございますが・・・

僕もその症状を持っていますので、毎回足がすくむ思いです(笑)

過去にスキーのインストラクターをしていたとはいえ、恐いものは恐いんです。

30度以上の急斜面を滑る時なんて、谷へ身投げするくらいの気持ちで飛び込んでいましたから。

でもそういうのでもない限りは、恐いなんて思えるところは、自転車においてはございません。

強いて言えば競輪用トラックのバンクくらいかな・・・(人によっては足がすくんで走れない)





という訳で、想像するまでもなくしんどい坂道をなぜ上るのか?

上ればその答えが見えてきます。

上らない事を選択した方は、一生その醍醐味を知る事が出来ない。

ただそれだけの事です。



当店の走行会は基本的に、大なり小なりアップダウンを交えたルートを走る事が信条ですが、どんな初心者や女性でも、気軽に参加して・・・たとえ失敗してもみんなでフォローし合える集まりなんです。

大病を患ってそのリハビリで参加していた人もいます。

最初は当店からJR灘駅までの坂道でもゼエゼエ言っていた人が、僅か半年で一度も足を着かずに表六甲ドライブウェイを上った事例だってあります。

可能性は切り開くものです!

諦めるなんてやめましょう!

そこに年齢や性別の壁なんてありません。



当店の走行会は常にそういう信念のもと、非常にゆる~い雰囲気でいつもチャレンジしています。






そしてこの日はまた鶴甲でサーキットをする事にしました。

ウォーミングアップのあと、2月で店じまいするという寺口町のローソンで、軽く朝食を摂ってからスタート!

前回は2本でH川様が疲労を訴えていましたが、今回はできれば3本行こう・・・と。




1本目21Tのスプロケに縛って走った僕は、思いの他リズム良く、鶴甲2丁目の交差点までは順調に走れていました。

なので2本目は23Tに落として、軽くなったギアで回していけば・・・と思ったら、しんどい事に変わりはないという事が判明。

むしろギアを軽くした分進まない・・・(涙)

結局僕は28Tくらいの極端に軽いギアを、割り切って使うとかでなければ、基本的に18~21Tのスプロケを使った方が、心肺機能に負担をかけることなく、しかも速く走れるんだという事が改めて判明した。

そして2本走っただけで、やはりお腹一杯になってしまった(笑)

H川様は前回よりも遅れる事無くGOAL!

確実に進歩しています。

だらけているのは僕のハートだけですね。



マサやん曰く、平均勾配が10%の鶴甲ですが、鶴甲2丁目交差点以降、14%~16%が続くって話で、やはりここは地味にしんどい坂である事も判明!

という訳で、一応2本で終わる事にしましたが・・・

マサやんのガーミンで、傾斜角度を見て遊ぶのも楽しそうだと感じた僕は、つい下りの道中で炭山橋を右折!

「さあ、今日こそは篠原台の恐怖の壁にチャレンジしてみようか?」

「うわぁ~!嫌な予感的中~っ!」

僕は過去には何度か上った事がありますが、長いブランクからここ数年は避けていた坂道です。


冬場は凍結して車も上れなくなるくらいの悪魔のような坂です。

マサやんは上り切るのに必死で、一番きつい箇所の傾斜角度を見逃してしまったらしいのですが、途中で26%って箇所があったらしく、そこから考えても最大傾斜は限りなく30%に近かったとの事でした。

「30%に限りなく近い傾斜なんて初めてっすわ!」

「そうか・・・ここってそんなにきつかったんや・・・」


しかし今回、H川様は途中で足を着かずに無事上り切りました!

素晴らしい!!


マサやんは32Tというスプロケがあるので・・・まあ難なく上れるとして・・・

H川様は34T×25Tで上り・・・

僕は38T×23Tで上りました。

「マサやんもせめて25Tで上ろうよ!」

「え~っ!しんどいじゃないっすか?」

「マサやんならいけるでしょ?」

「いける!いける!」(どこからともなくI藤様の声が聞こえたような・・・)


それから激坂住宅街の中を抜け、伯母野山町へ・・・

「この辺で住んでいる人は自転車で生活できないよね~。」

「そんな事ないよ!下りはラクチンやし・・・電動自転車なら大丈夫!」


そしてここに出て来る。

ヨネやんの母校六甲高校だ。

「彼はいつもこんな所まで通っているんや?」

「自転車通学できるようになったら、すごいヒルクライマーが誕生するできっと・・・」


ここの下りで傾斜角度を測ったら最大29%でした。

「やはりここは近々上りに来ないといけませんね!」

「何を言っているんですか店長?僕は何も聞こえません。」

その横をブリヂストンの電動自転車に乗ったマダムが優雅に上っていく。

電動アシスト恐るべし!

「また他の坂道も傾斜角度を計測しようよ!」

「えっ?今日はもう激坂なんて上りたくないですよ!」

「ははは!じゃあまた次回にでも・・・。」

「うわっ!休もうかな・・・」

そんな事を駄弁りながら、帰りはクールダウンを兼ねてノンビリ帰りましたとさ。

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