2014年7月3日木曜日

越前サイクリング!~復路その2~プチ詐欺クライム?

サブタイトルに詐欺とありますが・・・

一人で自転車をしているとつまらないですよね。

ストイックな人はそちらを好みますが、大抵の人は仲間と一緒に走る楽しみを望みます。

そして知るのです・・・

この世に詐欺が多いという事実を。

ポタポタ詐欺がその代表例ですが・・・

「ポタリングですよ~。」とか「ゆっくりサイクリングを楽しみましょうね!」とかいいながら、上り区間でも容赦なくぶっちぎり、大きく遅れたメンバーが道に迷って不安になるあれですわ。

まあ当店の走行会でさえ要所要所で後続を待って一緒に走るようにしていますので、ポタポタ詐欺というのは相当酷い場合の話なんでしょうけどね。

ただ今回僕の秘密のプチヒルクライムを走るにあたって、案内した張本人の僕までもが「うーん。これは詐欺ですね。」って思ったくらい、既に100km以上の距離を走った脚には、想像以上にキツイ上りだった訳ですよ。

いや・・・本当に申し訳ございません。



そもそもここの道を自転車で走るのは初めてで・・・

車と言っても僕がここを走った時ってインプレッサかランエボでしょ?

根本的に坂道を坂道と感じない車だった事も、僕の感覚をボケさせた原因でして・・・

とにかくGFC越前という会員制のリゾート施設までは強烈な上りだったけど、あとは対した上りは無い・・・そんな認識でいたのですが・・・

結果的にそのあやふやな記憶が詐欺だと言われる原因になるのでした。



秘密の上り口はここです。

呼鳥荘の脇からいきなり10%オーバーの傾斜が始まります。

僕は途中まで38T×17Tのギアで上ってたんですが、さすがにラストまで脚を残せないと困るな~ってシフトダウンをした瞬間、ここぞとばかりにI藤に差されてしまう。

一度はスプロケを21Tまでシフトダウンした僕ですが、すぐに19TへシフトアップしてI藤様を追う。

I藤様はこの時の為に余力を温存していたみたいで、かなり強烈なアタックでした。

僕も脚を残す事を考えていたら、必要以上に千切られないようついて行くのがやっとで・・・


でも1kmちょっと上って少し斜面が緩和され、北側の景色が開けたところで一時停止。

「I藤さんまだまだ余力残してますねぇ。」

「いやぁ、もう出し切りました。」

「またまた、そういってまだ何か隠し玉を持っているでしょ?」

ここに来て探り合いって・・・(笑)

遠くに霞んで見えるのが国見の辺りなので、東尋坊はその倍以上も先になる訳ですね。

こうやって見ると気が遠くなります(苦笑)

いやぁよく走りましたねぇ~。

それにしてもGFC越前いいよなぁ~。

入会金と年会費さえ払えば格安で宿泊できるんですよ。

http://www.gfc.co.jp/villa/echizen/

USJの年間フリーパスと同様で、利用すればするほどお得って感じですかね。

そういえば6月から漁火の季節ですよ!

実は先日も小浜に着いた辺りで、遠くに漁火の灯りが見えていました。

GFC越前のヴィラを借りてこういう眺めを観ながら、ゆったりとした時間を過ごすっていうのも憧れますね~。

そして更に上るとこの景色が・・・

呼鳥門を上から見下ろせる絶景です。

12月~3月にかけては一面、水仙の白い花に埋め尽くされます。

「もうここまで上ったら後は下りがメインですよ!」

なんて言ってしまったのが詐欺の始まりでした(笑)

確かに一度は下ったけど・・・惰力を駆使しても一気に上りきれない上りがあって。

その区間が終わり、梨子ヶ平の集落を抜けたとたん、また強烈にダラダラと続く上り・・・

「店長~!」

「あ~!ごめんなさ~い!」

「これは・・・残るは下りしかありません詐欺・・・ですよ!」(笑)

「おっしゃるとおりでございます~!」(汗)

そしてようやく『越前岬水仙ランド』の施設内に入って、僕は再びドキッとする。

「あっぶねぇ~っ!ここの閉園時間17:00やったわ!」(慌)

「現在16:50・・・滑り込みセーフですな。」

あと10分遅かったら来た道を引き返す羽目になっていました。

こうなるともはや越前岬灯台などをゆっくり見学している場合ではない!!

しかもここは最後にして最強最悪の下り区間である。


ブババババババババババッ!

激坂ポイントによくある滑り止めのアレですわ。

これでマシな区間だとご理解下さい。

上の方はもっと酷くて・・・

ただでさえ右手首を捻挫していた僕は、強烈なハンドルバーの振動で、左手の古傷まで復活して・・・まるで両手が捻挫状態に陥ってしまう。

下り切る頃には両手が激痛で体重を支えられないくらい酷かったです。

まあでも無事にスペシャルイベントをこなした我々は、最後にしおかぜラインを走って、夕日の前で記念撮影をするだけで今回のミッションは終了なので・・・

さあ・・・あと一踏ん張り頑張って走りましょう!!

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