2014年4月30日水曜日

第16回『TEAM EURO』走行会!遊べるコース設定にしてみました。

4月19日(土)

この日はまずH川様がご来店。次にI藤様、O様親子とご来店されて・・・

「えっ?今日はお仕事お休みなんですか?」

そう・・・なんとN様2号も参加でした。

そしてT口君とA部君のコンビも参加して、8名で出走しました。

しかし・・・

N様2号は土曜の走行会には当分参加できないって聞いていたので、まさかですよ!

そうと知っていたら23Tのスプロケを導入して、再度ドライブウェイで勝負がしたかったな~。

となると、今回のコースをどうするか・・・

多少は上りも入れつつ、平地のスピードをつけるような内容にしよう!

という訳で、再度を上るかのようなルートを経て、有馬街道を小部トンネルを抜けるところまで上り、そこを左折・・・

その後西鈴蘭台から藍那方面を抜けて県道22号線に合流し、木見峠~白川と抜けて、離宮道を下って須磨海浜公園まで・・・

そこからは海沿いに、ポタリングがてらHAT神戸まで帰る、距離・・・約45km程のルートを走りました。

スタート時僕は「今日は平地主体のコースで・・・」などと言っていたので、有馬街道を上る頃にはO様1号から「店長!これのどこが平地メインなんよ!」と怒られましたが・・・(笑)

所々で脚を休められる有馬街道は、インターバルトレーニングとして走れるので・・・

ごめんなさい・・・それほど険しい上りという認識がございませんでした。

それにしても高校生コンビはやはり強い!

上りでちっとも離せません。

N様2号も「さすがですね~」と感心していました。

藍那~木見峠までのアップダウンでは、ペースを抑えて走る僕を、抜く気になればいつでも抜けたはずなのに、高校生コンビはアタックを仕掛けません。

それをN様2号は「行けばいいのに!」って思っていたらしいのですが・・・

確かにそうなった場合、僕は迎え撃つ心の準備はしていましたが、彼らがコースも知らず、また走行会の雰囲気にも馴染みきれていない事を考えたら、まだいきなりはそういう走りをしない事の方が正解だと僕は思っています。

この先のどこで後続を待てばいいとか、そんな阿吽の呼吸が判るようになれば、いずれ仕掛けてくるようになりますよ!

そんな真面目なT口君とA部君ですが、とにかくどんな動きやスピードにも必ず反応してきます。

神戸西ICまでの下り坂では、僕が時速73kmを記録するそのすぐ後ろをピッタリと・・・

N様2号でさえ時速70kmの手前でブレーキしているというのに。

若いっていいですね!

自身の納得のいく走りをする為ならリスクなんて考えないで、ただひたすら純粋にベストな走りを追求できる。

僕にもそんな時代がありました。

でも今では・・・気持ちでは前へ行こうと思うけど、身体がブレーキをかけてしまったり、弱音を吐いてしまったり・・・

120%どころか、100%も力を出し切れない自分自身と戦う日々です。

もう完全に負け犬根性が板についてしまったのかな~。

後先考えずに完全燃焼していた、あの頃に戻るにはどうすればいいでしょうね?

帰りの平地でも僕がアタックを仕掛けて、時速50km以上の速度まで引っ張っても彼らは離れない。

今後に期待できますね!

それにしても問題が2点。

一つはM嬢が遠慮気味に走っていた事。

彼女は平地でもちゃんとついて来るスピードがあるので、最後尾なんて走らずに前へ上ってきて欲しいのである。

やはり一緒に走れる女性メンバーが増えた方がいいのかな?

速いメンバーが増えると、前列に並びにくくなるのは仕方がないことだけど、気にして欲しくないな~って思いました。

あと・・・なんか僕の自転車が重かったです。

ダンシングがぎこちなくて、スピードの伸びが・・・

これについては1週間後、次回の走行会に向けてパーツ交換する際に謎が判明!

何も事故やトラブルのなかった事が奇跡と思えるくらい、後輪がえらい事になっていました。

詳細は次回の走行会レポートにて・・・

2014年4月29日火曜日

4月13日ポタリング・・・当てが外れて・・・

この日はH川様とH江様、Y崎様3号と・・・久々に参加のS本様を加えた6名で出走。

K様も参加するって言っていたのですが・・・不参加。

で、実はこの日行く予定のお店は、前日の走行会の際にK様と2人で決めたお店だったので、少々気が引けたのですが・・・

「Kさんがいないのであれなんですが、僕の中では今日はここ!って決めているお店があるのでそこへ行きましょう!」

そう言って王子公園から青谷を上る。

今となってはH江様も多少の上りなら物ともせず上ってくるので、桜を楽しみつつ坂道ばかり走っていたら、Y崎様3号と留美さんが苦しそうに上ってました(汗)

そしてこの日僕が目指した場所は青谷ベーカリー前にある『ラルゴ』さん。

前日K様と2人でここの前を通過する際・・・

「ここってどう思います?」

「前から気にはなっていたんですが・・・あっ!モーニングあるっぽい!」

「おおっ!いいじゃないですか。次回のポタリングはここにしましょうよ。」

「いいですねぇ!了解しました!」

まあ、そんな感じで盛り上がって・・・

ところが来て見てビックリ!

「えっ?休み?嘘やろ?」

「え~っと。なになに・・・日・祝定休日・・・」

「なぜ日・祝が休みなん?」

「え~っ!せっかく坂道を上ってきたのに。」

とまあ、全員でガッカリしてしまった訳ですよ。

「店長、どうします?」

「う~ん・・・ここまで上ってきたからには・・・シ、シンズ?」

「プッ!なんでそんなにバツが悪そうなんですか?」

「いや、シンズに行き過ぎや!ってまた誰かに突っ込まれそうな気がしたから・・・」

「まあいいんじゃないっすか?」

という訳でシンズバーガーへ移動した訳です。

話は変わりますがH川様とS本様は50代同士。

一緒に走るのは今回が初めてですが・・・

50歳を過ぎても尚、若者に負けない体力を維持しようと走る仲間がどんどん増えるといいですね。

ところでシンズの店長から・・・

「K合さんって最近どうされているんですか?」

「えっ?気になるんですか?今頃ひるがの高原で土に還っている頃かと・・・」

「なんですかそれ?」

「いや、あの人岐阜県民ですから・・・」

「こっちにはもう来ないんですか?」

「ん~。今月中に来るとかって噂は聞いていますが・・・」

「それならまた連れて来て下さいよ。K合さん用の辛いソースを用意しましたので。」

「マジっすか?それは・・・連れてこなあきませんね!」

という展開になり・・・

次回のピナレロカーニバルでは、今度こそ激辛バーガーに顔を歪めるピナ吉さんを拝む事ができると確信。

4月下旬に一つ楽しみができたところでお店へ帰還しました。

2014年4月28日月曜日

第15回『TEAM EURO』走行会!新しい風・・・布引で洗礼を受ける!?

4月12日(土)

この日は新たに新高校2年生のT口君と、その友人のA部君を迎え、そこにK様とI藤様、H川様が加わって、6名で出走。

高校生の2人は選手登録もして、今後は本格的にレース活動を取り組みたいという意向なので、是非僕としても応援したいところです。

そして恒例の洗礼儀式ですが・・・

T口君の希望!?もあって布引へ行きました。

今回ばかりはH川様も「先に上らせてもらいます!」と布引の上り口をスタート。

続いてI藤様が・・・

残った4人は少し間を置いてスタート。

僕は高校生2人のポテンシャルを伺いたくて、できるだけ脚を残して走ろうとペースをセーブ。

しかし出方を伺っているのはむしろ高校生コンビの方で・・・

逆に僕がプレッシャーを受ける。

仮に今回僕が潰れてもK様がいるので、いきなり高校生コンビに全滅させられる事はないと思いますが、これはひょっとしてひょっとするかも?

そして彼らのギア比を見ている僕としては、21Tを踏むのが苦しくなった時点でリードできなくなる事は判っていたのですが・・・

布引の滝のコーナーを過ぎて、次のコーナーに差し掛かる頃には苦しくなり・・・

そこで自分の仕事をするタイミングを見計らっていたK様がついにアタック!

高校生コンビも離されまいと反応!

「やるな~!」

やはり今の僕には21Tを回す事ができず、踏むのが精一杯なので・・・

こういうジワジワきつくなったり、ダラダラ続く上りではK様や高校生コンビ、ましてやN様2号には及ばないなぁっと改めて実感。

後先考えずに「負けてたまるか~!」って上れるのは20代までですね(笑)

でもこれで僕も23Tのスプロケを導入する気持ちが固まってきました。

近日中にこっそり交換しておきます(笑)

それでも今回僕は自己ベストの10分59秒で上れました。

恐らくK様は10分を切ったであろうと思われます。

高校生の2人もそれに続いて10分程度で上れたそうで・・・

なかなか末恐ろしいですね(喜)

ちなみにN様2号も先日1人でここのタイムを計ったらしく、初めてながら9分半で上ったとか・・・

さすがですね!

正直僕も2kmって距離を考えたら目指すは8分切り!

せめて10分は切っておきたいところです。

まあ23Tに交換して・・・何か違いが判ったら、その時改めてタイムを狙いに行きます。

紅葉の茶屋で休憩後、摩耶ケーブルまでの上りを走りました。

僕が重たいギアで一気に上りきれる距離の激坂でも、彼らは着いて来れるのか?

それを試したかったのですが・・・

こういう数百mレベルの距離しかない激坂では、まだ僕に分があったようです。

先ほどの布引で脚を使い切ったそうで・・・

でも前日にも走り込んでいたなんて聞いたら、ちょっと待て!って話ですよ(苦笑)

彼らは速いですね。

K様も彼らの事を「どこが初心者やねん!」と怒って(賞賛して)いました。(笑)

世の中には「ポタリング行きますよ!」って時速40kmで引きまくる『ポタポタ詐欺』っていうものもあれば、「僕は初心者なんでお手柔らかに・・・」と言っておきながら、やたら速い『若葉詐欺』なんていうものもある訳で・・・

まあこれでまた刺激ができて、僕としては大歓迎です。

しかし若手を育てたいとか言っておきながら、走れなくなっている自分が許せないので、僕も相当覚悟を決めて走らないと、彼らにとって良いお手本になれないかも・・・ですね(汗)

トライアスリートの八尾先生を見習って、僕ももっと頑張らないとヤバイです。

4月6日ポタリング・・・夢の組み合わせ!いやいや・・・ポタリングやし・・・(笑)

この日は僕と留美さん、N様2号、K様、Y崎様2号、Y崎様3号、H川様、H江様の8名で出走。

久々の大所帯で、モーニングできるお店があるのか心配になったほど・・・

あとN様2号とK様の組み合わせは、是非走行会で実現して欲しいところ。

女性陣は留美さんとY崎様2号の2名なので、これからまた仲間が増えるといいですね!

今回のモーニングは、Y崎様3号のオススメで大石東の『あん』さんで・・・

ここにはお友達の整備士さんがよく来るそうで・・・

行ったら本当にタイミングがバッティングしました。

Y崎様3号は当店の社用車やランエボが立て続いた故障や事故で、現状は普通に走れているけど不具合箇所も多く、そろそろ修理したい・・・という僕の心情を気遣ってご紹介下さったんです。

是非改めて自分の手に負えない箇所は、お願いさせて頂きたいと思います!

メカニックをしている僕の親友が、先日原因不明の難病で長期の入院をしたばかり・・・

馴染みの車屋さんは他にもあるけど、ややこしい修理をお願いできるところ・・・って考えていたところだったので、本当にありがたかったです。

ところで、美味しいモーニングを大所帯で食べていた事もあり、時間の経つのがあっと言う間だった事と、マスターが1人で切り盛りしている状況において・・・

「あっ!ヤバイ。もう10時やん!!」(汗)

「そろそろ行きますか。」

そして阪神の大石駅前で、僕だけ「先に店へ向います!」と離脱。

小雨の降る中、43号線を怒涛のスプリントで突っ走る。

途中でバリバリのロードレーサーが走っていましたけど、遠慮している暇が無かったので・・・

心の中で「私服にスニーカーでゴメン!」と思いつつ、「お先です!」とパスさせて頂きました。

そしてなんとか9:59にお店に到着!

危なかった~。

とりあえず皆さんが戻ってくるまでに、ある程度自転車を出さなきゃ・・・って急いで開店準備。

で、結局は帰って来られた皆さんにも手伝って頂いて、あっと言う間に自転車を出し終えました!

本当にありがとうございます。

そういえばこの日は西宮在住の高校生、T口君がご来店になり・・・

次週から走行会に参加するという事になりました。

若いメンバーが増えると楽しみも増えるのでうれしいです。

どういう楽しみかって?

まず・・・自転車を見ただけでその人のやる気具合が、ある程度判断できるじゃないですか?

T口君はキャノンデールのCAAD10に7900デュラエース。そして楕円クランクを装備していて、明らかにレースを意識したいじり方なのは明白。

将来有望な若手が、自分のチームで成長してくれたら嬉しいじゃないですか!

僕自身も刺激されるので併せて嬉しいんですよ。

これからが本当に楽しみです!

2014年4月26日土曜日

第14回『TEAM EURO』走行会!お花見サイクリング!?咲き始めてから散るまで早かったね。今年の桜・・・

4月5日(土)

この日は僕とO様親子、H川様、H江様の5名で出走!

山手幹線を東向きで走る。

この日はH江様の走行会デビューの日。

そしてビンディングシューズの威力を知ってもらう日でもあります。

とりあえずお花見サイクリングという名目で、夙川を目指しましたが・・・

一応走行会ですので、しまなみの時よりはペースが速いという事をH江様にも体感して頂こうと・・・

大凡時速35km前後のペースで走る。

M嬢が速いですね。

ず~っとピッタリついてきます。

いつの間にか中学生になったM嬢は165mmのクランクを装着して以来、更に速くなりました。

さすがにこのペースは想像以上にしんどかったというH江様は、かなり息があがっているようでしたが、僕は休み休み走りはしたものの、ペースはいたずらに落とす事なく、とりあえず芦屋まで・・・

「さあH江さん!ここらで洗礼を受けて頂きましょう!」

そういってライト坂を上るのでした。

しかしトルクの掛かった状態でアウターからインナーギアへ変速したH江様はチェーンが外れるトラブルに・・・

この日は2~3度チェーンが外れたそうで、H江様はモチベーションを少々崩された模様。

その上甲陽園まで行った僕は、そこから甲山森林公園~神呪寺経由で北山貯水池まで上る。

甲山の上りは短いけどきついです。

壁のような上りがあったりするので、カーブを曲がる度に心が折れるコースとなっております。

いや~っ!

きっとH江様にとって強烈な洗礼だったと思います。

ただ・・・しんどい思いをした後には、必ずご褒美が来るものです。
比較的花見客のいない桜並木。

北山貯水池から六甲山方面を望む。

この時H江様はかなり疲労困憊でした。

ご安心ください!

上った分あとは下りです!

下り坂になればH江様は速いです。

およそミニベロとは思えないコーナーの攻め込みを魅せてくれます。

そしてM嬢も恐ろしく速い(汗)

建石筋の下りはかなり交通量も多く、勾配がきつい上に道がバンピー(荒れている)なので、結構恐いダウンヒルなんですけどね。

苦楽園からは夙川の河川敷沿いに、河口までポタリング。

ここは歩行者も多いので、本当にポタリング・・・

それから臨海線を経てHAT神戸まで帰りました。

しばらく体調不良だったO様1号は「店長!今日のコース設定は最高!いい練習になったわ~!」と、喜んで下さいました。

ありがとうございます。

そして留美さん!

開店時間に5分遅刻してゴメンナサイ!

この日は目一杯楽しく走らせて頂きました。

H江様・・・懲りずにまた走行会にチャレンジして下さい!

H江様は間違いなくすぐに慣れる方だと、僕はそう感じています。

息が上がるのはミニベロ故にケイデンスが高めだからなのか・・・だとすれば、いよいよロードデビュー・・・

できたらいいですね!

O様親子には去年M嬢の怪我でふいにした、ツール・ド・美ヶ原を頑張ってもらう為に、今度改めて練習にピッタリのコースをご案内致します。



それにしても今年の桜は例年になくシーズンが短かったように思えます。

これは自宅の前の桜。

これは神戸製鋼沿いの桜並木と虹。

これは夜間で判りにくいですが、生田川沿いの桜並木。

どれも突然咲き始めたかと思ったら、あっと言う間に散ってしまった。



ところでこれはどこの桜か判りますか?
 
 
ヒントはね~。
こんな感じで・・・
こんな所。

遊んでる暇も余裕も無い僕が、こんな遠くで何をしているのか?

いやね、ちょっと頼まれて自動車の出張修理に行ってました。

ついでに名物の十割そばを食べてきましたよ。
シャキシャキで美味しかった!

時間的にどこのお店も営業終了って感じでしたが・・・

町並みがお洒落になっていてビックリ!

そういえば・・・ここに行く道中、4月なのに雪に降られて・・・

山も真っ白になっていました(恐)

そういえば・・・

帰る前に『夕景100選』のビーチに寄り道してきました。
あかん!日が沈む~っ!

そして・・・
間に合わなかった(涙)

ついでに・・・寒気のせいで海が時化てました(汗)

感動の夕景を観るつもりが、寂しい荒海を観る羽目に・・・

しかし・・・いつの間にかまた、春が訪れて来たんですね。

嵐が吹き荒れてばかりの僕の人生にも、いい加減・・・早く春が訪れるといいな。

・・・などと思いつつ、また現実世界へと帰還するのでした(涙)

2014年4月25日金曜日

4月26日~27日・・・続ピナレロ・カーニバルらしいよ

明日、明後日と飛騨へ帰郷したK合(通称ピナイ又はピナ吉)様が、また当店へお越しになるそうです。

結局イタリア行きをやめ、現在名古屋に引っ越して●●ゼリアだか●●●の窯だかに就職することになったとかならないとか・・・

で、今回は走行会にもポタリングにもご参加下さるようで・・・

え~っと・・・もしかして、今月が誕生日のH野様や僕の為に、わざわざ心に響くサプライズでもぶちかまして下さるのでしょうか?

それはとってもうれしいじゃありませんか!

やっぱり岐阜といったら郡上の明宝ハムですよね!!

僕はあれが大好物なんですよ~。

H野様にはフェラーリかコルナゴの『何か』ですよね?

そういえば今夜には関西入りしてると思うのですが・・・

まさかこの記事を読んで「ギクッ!?」っと焦っていたりしませんよね?(笑)

そんなK合様のリアクションを想像して楽しんでますよ~。

H野様、K山様・・・

こんな感じでK合様のハードル上げといていいですか?

K合様・・・

割りとオイシイ前振りをさせて頂いたつもりなんですが、お気に召して頂けましたか?


明日の走行会・・・

K合様がお越しになるんでしたら、それなりのコースで迎え撃たせて頂かないといけませんね(笑)

楽しみに待ってま~す!

N様2号やK様、I井様が参加して下さると、更におもしろい展開になりそうな気がするのですが・・・

とりあえずK合様がご来店中の時に限り、ピナレロのレンタサイクルやりますよ~!

3月30日(日)ポタリング(雨の為朝マック)と3月その他・・・ハンバーガー編

3月30日も雨でポタリングが中止。

僕と留美さんとH江さんと3人で朝マック!

「最近朝マック率高いですね。」

「まあそういうのもいいんとちゃいます~。」

で最近のH江さんの話を聞いて驚きました。

しまなみ海道を走って以来、自転車で走りたくてうずくとは聞いていましたが・・・

29日(土)には職場の人と大和川の河川敷から王寺方面に走ったそうで、一緒に走った方が速くてついて行くのに必死だったとか・・・

そこでとうとうビンディングシューズにデビューする事を決意!

うれしいですね!

これでまた走りに進化の可能性が見えてきたら、更に走るのが楽しくなりますよきっと。

後日ペダルの取り付けや、シューズに付けるクリートのセッティングなどを手伝わせて頂きました。

そして更には、次回の走行会にも参加すると意気込んでおられました!

楽しみです!

それにしても最近の食生活はジャンキーです。

シンズバーガーにマクドナルド、3月31日(月)にはロッテリアと行き・・・

でもバーガーピットだけはいつもタイミングと予定が合わなくて、最近ちっとも食べていない。

そんな時にN様2号がご来店して・・・

「こないだ行って来ましたよ!」

「どこにですか?」

「バーガーピットっすよ!いや~あそこは確かに美味いっすね!」

「でしょ?僕も行きたいんですけどタイミングが合わないのと、最近ジャンクフード率が高くて・・・」

「駄目ですよ店長!シンズやバーガーピットのハンバーガーを、ジャンクフードとは呼ばないで下さい!あれは立派な料理です!」

N様2号が熱く語るなんて・・・(驚)

それはそうとロッテリアの絶品チーズバーガーにタワーチーズバーガーってのが出てて・・・

『進撃の巨人』とのコラボがあったりするので、知っている人は前から知っていたみたいなんですが、僕は3月31日に現地で初めて知りました。

なんていうかパティとチーズが5段に重なっているんですよ。


巨人コラボに関しては10段重ねなんてものも・・・

「それって一口で噛めないやん?」(汗)

で、とりあえず僕は5段のセットを頼みました。

もしかしてそんなに大きくない?

いやいや、そんなことはありませんでした!
空けてみるとこれですわ!

余談ではありますが・・・

絶品チーズバーガーって美味しいんですけど・・・微妙なんですね。

なんでかな~?ってよく考えてみたら、レタスやピクルスなどが一切無くて、チーズとパティだけで勝負します!ってスタンスなんですね。

そう考えるとボリューム感がない割りに値段が高い・・・そう感じていたんですよ。

しかしこの5段重ね・・・

通常なら価格は1360円するそうですが、それが期間限定で500円!!

そりゃ買うしかないでしょ?(笑)

僕の向かいの席に座っていた中学生のグループなんかは、全員が1人で2つも食べてましたよ。

5段も重ねていたらチーズとパティだけ十分ってくらい食べ応えがあります!

っていうかあごが外れそうです(笑)

なんて肉々しい・・・

しかしこれは美味かった!!

僕ももう一つおかわりしたい・・・と思いましたが。

「あかん!結構ヘビーやわ。」(汗)

美味しいけど2つも食べたら、さすがに気分が悪くなるかも・・・

で、すんなりとおかわりはあきらめる事にしました。

それにしてもネットでこんな画像が上っていましたが・・・
これってお客様が注文したの?

それともロッテリアスタッフの悪ふざけ?

これはいったい何キロカロリーあるのだろうか?(汗)

また美味しいハンバーガーが食べたくなってきました。

どこかにいいお店があったら誰か連れて行って下さい!!

第13回『TEAM EURO』走行会!少しは走れるようになったかな?

3月29日の走行会。

この日は僕とH川様、新メンバーのI籐様との3名で出走。

新しく参加するメンバーに厳しいコースは走らせたくない・・・

基本的にそう思ってはいるのですが、つい洗礼儀式のように坂道へ誘ってしまうのである。

「今日は何だか再度を走ってみたい気分なんですよね~。」

「はぁ~。そうなんですか?」と苦笑するH川様。

やはりしまなみに行って、2日間連日100km以上の距離を走ると、一つ壁を越えた気がするんですよね。

事実・・・元々上り坂が大嫌いだった僕が、坂道に対する苦手意識を克服したきっかけが四国一周ツーリングだったりする訳で・・・

4日で1周854kmを走破したのですが、20kg近い荷物を積んだMTBに乗って平均時速28kmとかで走ったお陰で、神戸に帰ってきた時は「もう自転車なんて見たくもない!」ってくらい疲労困憊でした。

それでも翌日には宅急便で届いたお土産を、友人宅へ配る為に自転車に乗り、北区の友人の家に行くのに有馬海道を越えて・・・

更にその週末にはクラブチームの走行会。

行き先は表六甲。

初めてのロードでビンディングペダルもつけずに走り・・・

しかも52T×21Tのギアで地に足を着かずに上り切った時・・・何かが変わったんですよね。

当時はインナーギアなんて使ったらヘタレやろ?ってアホみたいに強がっていたんですが、その無茶を重ねたお陰で、次におとなしくインナーギアを使って上った時に・・・

「ああ・・・坂道ってこんなに楽に上れるんや?」って感じて以来、少しずつ上り坂を好きになっていった経緯があるので、今回もそんなミラクルを期待していました。

間違いなくしまなみから帰ってきたばかりの僕は、ランナーズハイみたいなノリで割りと楽に上りを走れるようになっていたと思うんですよ。

あくまで気持ちの上では・・・

なので今回の走行会に向けて、頭の中で再度山のイメージトレーニングをしてみた感じでは、とりあえず関の茶屋までは28分台で行けそうな・・・確信めいたものがあったんですね。

それだけに今回はごり押しして再度を走る事にしたのですが・・・

はぁ・・・なんなんでしょうね?

イメージというのは勘違いなんでしょうか?

それとも想像以上に疲労が蓄積しているから、頭で思っているほどのパフォーマンスを身体が発揮してくれないのだろうか?

序盤はできるだけ抑えて走り、それでもビーナスブリッジを潜るまで4分30秒以内で通過しているので、決して遅いタイムでもない。

今回はゼブラゾーンで失速しないよう、脚を残していたはずなのに・・・

やはり今の僕には21Tのスプロケで走り続ける事自体が無理し過ぎなのだろうか?

23T付けたいな~。

でもまだ甘えたくはないな~。

しかしそうも言ってられない事実がある。

正直1年前に走った時の方が、再度のタイムが良いのである。

それって状況から考えても、全身に疲労が蓄積されているって証拠です。

疲労ってどうやったら抜けるんでしょうねぇ~(汗)

結局30分すら切る事ができなかった。

そもそも最近では二本松のピークまでですら、16分以上もかかっているのだ。

まあ近々23Tの封印を解くかも知れません。

結局この日はそこから西六甲を走り、表六甲を下って帰ったのでした。

今回は勘違いに終わってしまいましたが・・・

最近はチーム内にも30~34分で再度を上れるメンバーが増えたので、早く30を切れるように皆でこっそりトレーニングを増やしたい・・・なんて思っています。

2014年4月24日木曜日

3月その他・・・クィーンエリザベス号

時は遡るが・・・
 
そういえば3月19日に神戸港に来ていたんですよね。
 
仕事帰りにふと思い出して観に行ってたんです。
 
携帯電話のカメラなので画質は悪いですが・・・
 
ポートターミナルに着いてビックリ!

さすがはクィーンエリザベス!!

でかい!まるで海の上の大型ショッピングモールだ。

いつか豪華客船で世界一周とか行ってみたいですね。

少なくともエーゲ海クルーズには憧れています。

どこまで続くねん!って言うくらいでかい!

ビルで言ったら何階建てなんやろ?

そういえば横浜ベイブリッジを潜るのに、干潮時まで待ったらしいですね。

って、どんだけ~。


あんな可愛い救助艇で大丈夫なのか?

って思っていたら、こんな立派な救助艇もありました!

上を見上げたら船の名前が・・・

ようやく船の後ろの方までやってきました。

更に神戸大橋まで移動して後ろから・・・

乗っているのはお金持ちばかりだろうから、年配の方ばかりかと思われがちだが・・・

意外にも若い乗客が多い。

船の上での生活はきっと退屈やろなぁ~(笑)

実は旅行会社で働く前に豪華客船のクルーになろうかと思ったことがあります。

毎日お客様に娯楽を提供したり、楽しく優雅な演出を心掛けて接客するのですが・・・

その前に自分が退屈に堪えられなくなったら嫌だ!

そう思うと一歩踏み出せずに断念した覚えが・・・

だって一度出航したら半年くらい日本に帰って来れないんですよ?

船出の度にブロンドの綺麗なおねえさんと恋でもしてないとねぇ~(笑)

って実際船が海に出てしまえば、そこは一つの孤島の集落になる訳ですから、乗客同士もクルーも、みんな家族みたいな関係になってしまいそう。

そして23:59に動き出して出航。

クルーや乗客が手を振ってくれた。

ポートターミナルから見送っている観客も振り返す。

日の丸を振ってくれる乗客や、日本語で「さよなら!」と言ってくれる乗客・・・

うれしいですね。

しまなみの準備で忙しくてこの件をなかなかアップできなかったんです(笑)

今になってやっと書けました。

2014年4月22日火曜日

しまなみ海道サイクリング・・・エピローグ『最後まで気を抜くな!』そして3月23日ポタリング!?

結局、来島海峡を渡って今治(四国)に到着したのが18:30。

東予港を出航するフェリーの時間が22:30って考えたら十分余裕がある・・・

そう安心していました。

思わず夜桜を観てホッとしてしまったんですが、まだ終わったわけじゃないんですよね。

ここから東予港までは夜間走行となるのですから!

初日に走った道を逆に戻るだけではございます。

それに初日の朝と比べたら、全体のスピードも上っています。

2日間の疲労の蓄積を差し引きしてもスムーズに走れる・・・

そう踏んではいましたが、実際には想像以上に夜間走行が大変だったのです。

まあライトアップされた来島海峡大橋を、灯台が赤く光るタイミングに合わせて撮影しようと必死だったところまでは平和でした(笑)

このあと海沿いの初めて走る道を進んだのですが、暗くなって本当に正しいルートに向っているのか不安になり、国道317号線に合流する為、また強烈なアップダウンを走ってしまい・・・

いたずらにパーティーの体力を消耗させてしまった。

後々地図を見たら、海沿いに走っていたとしても今治港に出る事ができて、更にそこから産業道路に合流して・・・

産業道路を突き進んだら県道38号線と合流し、道の駅湯ノ浦の手前で国道196号線とも合流。

その辺のルートは特に立ち寄る目的地が無かったので、どうにでも走れるという考えからか、あまり地図の情報を予習してなくて・・・

ああ・・・ちゃんと頭に叩き込んでおけばよかった(汗)

そして余計に距離を走った事もそうだが、そもそもM井様等は夜間の走行に慣れておらず、路肩ギリギリまで寄せて走る事ができず・・・

ただでさえ狭い道路の真ん中まで、かなり膨らみがち。

その上四国の国道は思いの他路面が荒れていて、更にトラック等が多いので・・・

追い越される度に命を削るような思いで走らなければならないのだ!

しかもそんな緊迫した状態の中で、M井様はコンタクトレンズを片方落としてしまったり・・・

今治から伊予三芳まではK様がずっと先頭を引いて下さり、H江様とH川様、留美さんはM井様のアシストに徹して頂きました。

本当にありがとうございます!

さらに伊予三芳から壬生川までは、以前この付近で生活していた経験のあるH川様が先導し、焼肉屋さんまで道案内!

さすがに伯方の塩ラーメンやチーズケーキ、ペイザンのパンと、立て続けに食べ歩いた我々も、既に空腹感がMAXで、心は完全に『焼肉モード』だった訳ですよ!

しかし時間は既に21:00前!

あんまりゆっくりとは食べていられないなぁ・・・

それでも皆さんは十分満足して頂いた模様!よかったです。

三津屋交差点近くの『やきにく亭』を21:50に、東予港を目指して出発。

残す距離はあと僅か!!

しかしまあ何とか、22時過ぎにフェリーターミナルに到着しました!

「お疲れ~っ!うお~っ!着いたぁ~っ!!」

皆が安堵に浸っている間、僕は急いで乗船名簿を記入。

無事出航の15分前に乗船ができました!

それでも結構時間一杯で、正直無事に乗れるまでは気が抜けなくて心配でした。

いや~!良かったです。

そして帰りのオレンジフェリーは、行きの船よりも更に広々としていて・・・

2等指定席も真ん中に広い通路があり、荷物を置くスペースも各々に作ることができたので、かなりありがたかったです。

しかも思いの他席も空いていたので、より広々とスペースを使わせて頂きました。

大阪南港まで帰ったら、すぐに自転車をバラして車に積み、神戸に帰ったらポタリング・・・

その後お店を空けなくちゃならない(汗)

そう思うと「気怠いなぁ~」って感じるのでしたが、それ以上に今回の2日間のサイクリングが楽し過ぎて、全員が興奮覚め止まないって心理状態でした。

K様は友人のS水兄弟が不参加になり、最初は心細かったと思うのですが、今回のサイクリングではH川様やH江様など、年齢がバラバラで歳の差もある中、共に走ったある種・・・戦友のような感覚というか、信頼関係を築いて頂く事ができたように感じました。

H川様はやはり年長者という事もあって、落ち着いた『癒し系のお父さん』キャラとして、H江様と共に、メンバーの和やかなムードを作る立役者となって下さいました。

H江様は今回のサイクリングで、最も進化された一人です。写真と食べ歩きが好きで始めた自転車だったのに、MASIのミニベロでここまで走れるって事から覚醒し、今では走りたくて走りたくてたまらない・・・良い意味で『自転車バカ』に変身してしまいました。

M井様は今回終始お騒がせキャラとして皆を笑わせて下さいました。しかし誰よりもメンバーの脚を引っ張っているんじゃないか?と常に気にして走っておられ・・・。本当に細かい心遣いのできる優しい方です。是非次回は自転車の操作をマスターして参加して下さい!

留美さん・・・ポタリングに参加するようになるまで、そんなに自身が自転車で走る事に興味が無かったはずなのに、いつの間にか『しまなみ』に参加する事に意欲を見せ、まさかちゃんと完走するとは思いも寄りませんでした。次回も走るの?いや・・・次回はお留守番よろしくお願いします(笑)

何はともあれ無事に帰ってきました。

7時過ぎに当店へ帰ってきましたら、Y崎様3号が出勤前に皆さんの健闘を労いに立ち寄って下さいました。

とりあえず8時半までは当店でワイワイと思い出話に花を咲かせ、M井様だけは先に帰宅。

結局この日は他にポタリング参加者が来なかったので、残ったしまなみメンバーで・・・

朝マック。

脇浜のマクドナルドですよ。

それも徒歩。

ポタリングでも何でもない朝マック(笑)

まあ、たまにはこういうのも有りじゃないでしょうか?

そして開店前に店に戻ってきたら、見覚えのある車が店前に停まってて・・・

「はぁ?あれM井さんじゃ?」

そうです。

車の中で爆睡しながら、僕らの帰りを待っておられたのです。

「M井さん!忘れ物してたの気付いて戻ってきたんですか?」(笑)

「そう!そうなのよ!まさかの忘れ物。」

散々忘れ物はないですか?って聞いたのに、家の鍵や携帯電話を入れたリュックサックを忘れて帰るなんて(汗)

本当に最後まで皆を笑わせて下さいました。

「そんなんやったら一緒に朝マックできたやないですか~?」

またこのメンバーで走りに行きたいなぁ~!

もちろん他にも参加者を募って、誰もが最高に楽しい思い出を刻める・・・

そんなサイクリングイベントをまた企画し、実施できたら幸いです。

今は僕も色々あって、体力的にも精神的にもだいぶ参ってはいるのですが、今回のサイクリングですごく勇気を頂きましたし、また多くの素晴らしいお客様に支持して頂いているので、頑張ってまたやりますよ!

次回は6月14日(土)に『若狭~越前サイクリング』を開催する予定でいます。

輪行では無く、現地まで車で移動する予定ですので、車両を出して頂ける方など、ご協力下さる方も募集します。

今回の『しまなみ海道サイクリング』2日間で242kmの走行(鷲ヶ頭山登頂組は252km)は、間違いなく大成功でした。

また皆さんで絶対に成功させましょう!

この度はどうもお疲れ様でした。

2014年4月20日日曜日

しまなみ海道サイクリング・・・2ndステージその4『走れメロスのように・・・』

お腹が満たされて全員の気力は回復したものの、M井様と留美さんはそろそろ体力的にレッドゾーンへ突入しかけている感じでした。

大島へは予定通り16:00に上陸できたものの、『ペイザン』まで時計逆周りに外周を回るルートで行くのは、距離も遠いし道を知らないだけにリスクが大きい。

知っているルートで言えば、前日通った道を逆に進み、『民宿さだめ』を過ぎた辺りの交差点で国道317号線より右へ逸れたら、吉海町の港で県道49号線(外周道路)に合流できる。

国道317号線に関しては、宮窪町のフェリー乗り場前の交差点から続く上り坂がだらだらと長く、女性陣の体力を削る事は間違いないが、外周道路にも峠と名のつく箇所があるので、一度走った事のある道の方が精神的にも楽・・・

そこに賭けてみる事にしました。

ところで大島に上陸して間も無く、左手に見えるこの島・・・

能島(のしま)という島がありまして、これも島に城跡があるのがお判り頂けますでしょうか?

ここは能島村上水軍の本拠地だった場所です。

それにしても海面の様子がおかしいって気付いて頂けました?

大島の周辺は潮の流れが速くて複雑な箇所が多いんです。

まるで大型船が通ったかのようなうねりが見えます。

なるほど、海賊(水軍)にとっては絶好の立地だったんでしょうね!

あとここで釣りをしたらきっと美味い魚がたくさん釣れるでしょうね~(笑)

この辺りの海は船釣りのメッカでもあり、アコウダイがよく釣れるらしく、その他稀に80cmオーバーの怪物みたいな天然鯛も釣れる(僕の祖父がこの辺の海域で93cmの鯛を釣った事があり、大き過ぎて気持ち悪かった覚えが・・・)最高の漁場なんですよ!

それにしても宮窪町からの大島の上りは距離が長いので、予想通り女性陣はかなり体力を消耗していました。

それだけにスピードが乗らず、国道317号線から吉海町に入るあたりで、時間は既に16:36!!

万が一間に合いそうもないと判断すれば、僕とK様とで全力ダッシュで『ペイザン』に向う打ち合わせはしていました。

この日の為に石窯で焼いたパンの詰め合わせを2セット予約していたので・・・

絶対に閉店までに辿り着かなければならない!

絶品のパンを無駄にしない為にも、この先道を間違える事すら許されない。

僕はプレッシャーでした。

ギリギリまでは全員で辿り着いて感動を分かち合いたい!その願望が強かったので、16:50までにお店の所在が判らなかったら、僕とK様が動く・・・

そういう作戦でお店の場所を探索。

外周道路まではスムーズに見つけて合流できたが・・・

『ペイザン』は外周道路よりも海側の脇道を、奥まったところまで行くのだが、景色はどこを見渡しても造船所や原野ばかりで、あとは遠くに小高い丘程度の森が見えるくらい・・・

「ん?待てよ!確か『ペイザン』の場所を示す目印に、赤い鳥居の横に道があるとあったな~。ローカルな神社や祠は、ちょっと小高い森にあるっていう法則がベタな話やとしたら、きっと『ペイザン』はあそこにある!」

そう直感した僕は立ち止まり・・・

「全員スト~ップ!今通り過ぎた脇道へ戻ります!」

「えっ?店長、お店の方向は大丈夫なんですか?」

「もし間違っていたら僕とKさんとで、何とかパンの購入だけは間に合わせます!」

僕は自分の勘を信じて先行する・・・

そして小さな赤い鳥居を見た瞬間確信する!

「あった~!ここや~!みんな着いたよ~!」

鳥居の横の道に、小さく『Paisan』の看板が・・・

16:49全員が歓喜の声を上げました!

「やった~!着いたぞ~っ!」

お店の中では女将さんが予約したパンを袋に詰めて待っていてくれました。

「すみません!ギリギリまでお待たせ致しました!」

本当に滑り込みセーフって感じでした。

僕に至っては体力的ではなく、精神的に疲れがドッとでてきたような・・・(苦笑)

素晴らしいお店でしょ?ジブリチックな雰囲気ですよね。

僕はパンは持ち帰る形で、一刻も早く亀老山展望台を上りたい・・・

そう考えていましたが、女将さんの「お店で召し上がられますか?」の一言に迷いが生じてしまいました。

「もう閉店時間ですが、それでもよろしいんですか?」

「全然結構ですよ!」と女将さん。

僕は悩みました。

今から亀老山の上り口まで行ったら17:20くらい。

僕とK様は17:40前後の到着を目指して、亀老山展望台へ到着できるだろう。

しかし伯方島の『カフェ玉屋』の方々や、『ペイザン』の女将との会話での反応から察するところ、亀老山の上りは鷲ヶ頭山に匹敵するくらいの急勾配と思われる。

そう考えた時、全員の登頂は18:00を確実に回るような気がし・・・

仮に日没の時間までに間に合ったとしても、真っ暗な登山道の下山は時間もかかり、非常に危険であること。

更に来島海峡を真っ暗な状態で走るのもかなり危険だと判断。

何より楽しみにしていたパンをリュックサックに入れて、もしもペチャンコに潰れてしまったら・・・

そう考えたら・・・「そんな食べ物に対する冒涜を、みんなにさせる訳にはいかない!」と思えてしまい、イートインする事を決心しました。

亀老山展望台の夕景を断念する事はかなり辛かったですが、今回においてはベストの選択だったと今もそう感じています。

女将さんに珈琲を6人分お願いし、我々はパンを切って配る作業へ・・・

僕の大好きなライ麦パンの他、みかんを練り込んだパンや、イチジクのパン、胡桃のパン・・・

6種類のパンを2セット!そのうちの1セットを切り分けて、美味しい珈琲とともに頂きました!

残り1セットはリュックサックに僅かに隙間が残ったメンバーで分担し、無事に形を崩す事無く持ち帰りました。

お店の奥でワンちゃんが気持ちよさそうに・・・

17:35に『ペイザン』を出発!

実はこの時点ではまだ全員に亀老山を断念した事を明言してなくて・・・

「さあ!それでは上りますか?」

「え~っ!店長本気で言ってるの~?」

「え~っと・・・嘘です。今回は諦めます・・・」

「うわ~っ!良かったぁ!上れる自信なかったから嬉し~っ!」

「ははは・・・そんなに露骨に喜ばなくても。」(苦笑)

道中、亀老山の上り口を通り過ぎる際、上るふりをしてみせたり、そんな冗談を笑ってくれるくらい皆さんに笑顔が戻ってました。

そんなに坂道に上るのって嫌なのか?(笑)

亀老山展望台へ上る事を楽しみに余力を残していた僕とK様は、不完全燃焼を解消する為、大島の最後の上りを全力で上る!

僕は余った力の限りアウターギアのままトルクをかけて・・・

実はメロスに与えられた仕事(約束)はまだ残っているのです。

『ペイザン』のミッションはクリアした!

残るは最高の夕景を全員で望む事。

大島最後のピークから下ると、来島海峡大橋の向こうへ沈む夕日が・・・

時間は17:59!

「皆さん急ぎますよ!あの夕日が沈むまでに来島海峡大橋へ上りましょう!」

そして大橋まで上るスロープで、久々にアドレナリンが全身に湧き上がってきた僕は猛スピードで上って行く!

もちろん他のサイクリストや地元の方には迷惑にならないよう、細心の注意を払ってではございますが、ここ1年で最高の走りだったと思えるくらいのスピードで上る。

夕日の直線が海面に伸びている最高のアングルがあったのですが、そこは人が多かったので、更に上った所からこの写真を撮影。

さすが来島海峡。複雑な海流と夕日のコントラストがダイナミック!

瀬戸内海の夕暮れ・・・

癒される風景ですね!

徐々に後続のメンバーがスロープを上ってきます。

「早く早く~!夕日が沈んでしまう~!」

いやはや・・・何とか全員間に合いました!

最後のミッションは亀老山展望台ではなく、来島海峡大橋で達成する事になりましたが、この達成感はヒルクライムのゴールに近いくらい素晴らしいものでした。

それも一人ではなく、仲間と共に味わえる達成感ほど幸せなものはございません!

「あ~あ。夕日が沈んでしまった・・・」

「もうしまなみ海道が終わるかと思うと寂しいですね。」

誰もが楽しかったこの2日間の余韻に浸ってました。

「あかんて!暗くならないうちに渡り切らな!」

そうです。

まだ明るいうちに今治まで渡ってしまわないと、夜間の橋は危険です。

これは馬島の料金所からの眺望。

相変わらず複雑で速い潮流が黙認できます。

ちなみに来島海峡大橋に乗ってからここまではH江様が先頭を引いてくれました。

「いつも店長にばかり引いてもらってますから、少しくらいはお手伝いさせて下さい!」

20インチのMASIミニベロで風の巻く中、時速36kmで引いてくれて・・・

「いや~!H江さんすごいです!ミニベロでこの引きは見事ですよ!お陰さまですごく楽をさせて頂きました。」

すると今度はK様が馬島から今治まで、負けじと更に猛スピードで先頭を引き・・・

ここに来て前を引いてもらえると楽な上に楽しいです。

やはりたまには引いてもらいたいものですね!

引いてばかりいると面白くない時もあります。

先頭は体力の消耗も著しいですしね。

さて・・・日の光が残ったうちに、全員無事に来島海峡を渡る事ができました!

そして今治から来島海峡大橋をバックに素晴らしい一枚が撮れました!

桜です。

四国はいち早く桜前線が訪れていたので、最高の夜桜が撮影できました。

しまなみ海道よありがとう!

これほど充実した時間を過ごせたのは何年ぶりだろう?

いやいや!

神戸に帰ってくるまでは旅の途中ですから・・・

さああと一頑張り!

東予港まで走破しましょう!!

次回感動のエピローグです。