2013年8月18日日曜日

暑かった~!淡路島一周サイクリングの報告

2013年8月15日朝4時半起床・・・

「眠い・・・はあ・・・ひたすら眠い!」

そう思いながらもHAT神戸の店舗前に5時46分に到着すると、サポートの河合君とご新規の2人(T様、I倉様)が到着していました。

僕と河合君、そして留美さんも加わって、前夜から冷やしておいた補給ドリンクとゼリーをサポートカーに急いで詰め込む。

パンク修理等の工具セット一式も積み込んだ後、ようやく着替えてスタンバイ。

Y田様とG様に先に出発してもらおうとお願いすると、全員が「じゃあ僕らも一緒に出発します。」

なんて言い出すものだから、思わず「ちょっと待って!」と言ってしまいました。

いや~!その辺は主催者側の意図を、是非ご理解頂きたかったポイントです。

G様は基本的に身体能力のポテンシャルが高い人ですが、それでもまだロード歴2ヶ月足らずなんです。

あとからご本人から聞いた話だと、これまで1日で走った距離は最長で30km程・・・

この日は明石までの往復も含めて200km以上は走るんですよ?

できるだけ自分のペースで少しでも先に走って頂きたかったってのが本心です。

Y田様はその辺のバランスがしっかり取れる方なので、お任せできるのですが・・・

すいません!

HAT神戸出発組のそれ以外のメンバーは基本イケイケドンドンなメンバーが揃っているので、先に出発させたら『TEAM EURO』のメンバーとして走る以上は、それなりのペースで走らないと・・・という気遣いから、逆にペースを上げられそうなメンバーばかりで・・・(苦笑)

いやね・・・自転車を見たら、その人の走りがどの程度すごいかくらい判るんです!(笑)

I倉様は船乗りのお仕事をされている方で、見るからにスピードとパワーがあるライダーで、日頃船の上でもローラー台を回しているようなので、間違いなく速いです!!

T様はピナレロの『ドグマ65.1』に乗っているような方です。既に自転車がその方の実力を語っています(笑)

T様に至っては「この自転車を使いこなすほどの脚はございません。」等と謙遜しておられましたが、脚のない方がドグマなんて選びません。クワトロやロクで十分なはずです。

ドグマは自転車界の頂点に輝く『究極のロードバイク』の一台です。そんな究極のバイクを乗りたいと思う方が遅い訳ない!

その根拠の裏付けとして6700系アルテグラとはいえ、Di2(電動式シフト)を導入しているあたり、機材にもかなりこだわっている証拠です。

そしてディープリムホイールを装着して走る人の大半は、攻撃的走行スタイルである可能性が高い(そもそも高速巡航用のホイールですから)ので、やはり先に出発させたら、G様はペースオーバーとなり、後から一人で追う僕もウォーミングアップでは済まなくなります。

という状況からやむを得ず全員同時出発となりましたが、気持ち出発が遅れたのと、兵庫区に入るまで信号に捕まりすぎた関係で、須磨駅前まで6:45までに間に合いそうもなく・・・

6:50にすら怪しくなってサポートカーを先に行かせる。

何とか楽にスピードを上げれる区間で頑張ってペースを上げ、6:53にO様2号と合流。

ブログを確認しなかった中富君はどうやら先に明石へ向かった模様。まあそれについては想定済みという事で・・・

しかし結局は、ここからタイムを失った分も計算して明石へ予定通り到着させようと、常に時速31~34kmのペースを維持する事になり・・・

G様ゴメンナサイ!

他のメンバーにはウォーミングアップ程度のスピードですが、G様やO様2号といったロード入門者には決して楽なスピードではなかったはず。

ちょっとスケジュールに問題があったみたいで反省します。

サポートカーとは垂水の福田川で別れましたが、直後に僕の自転車のシートクランプが緩んでサドルが下がるというトラブルが・・・

まあそんなこんなでジェノバライン乗り場へは7:23に到着!

全員間違いなく集合していたので、早速回数券を買いました。

「全員揃っている行きくらいは多少でも安くしましょう!」

これは先日のミーティングで決めていた事でした。

しかし回数券を配っていたら中富君とI本様だけが既にチケットを購入していて・・・

ミーティングに参加できなかったI本様は仕方ありませんが、中富君までってどうよ!(笑)

まあ余ったチケットは帰りに利用していただけるので、とりあえず無事に乗船!!

岩屋港では既にサポートカーで河合君と留美さんが待っていて・・・

改めて開会の挨拶を致しました。

ここでもドリンクや補給食の配給でてこずり、8:00スタート予定が8:15スタートに・・・

一応洲本までは全員同時到着が目標で、主にトレインを組んでローテーションを行ない、入門者やまだ集団を引っ張る脚の無いメンバーのみ、後方で楽に走ってもらっていいですよ!って話はしたのですが・・・

まさかの「誰も前を引いてくれない!」ってな状態に・・・(涙)

いや・・・岩屋~洲本間って一番平地走行の練習がしやすいポイントなんですよね。

今回のメンバーって速い人が多いんですが、誰も前に出たがりません!

奥ゆかし過ぎます!(笑)
そしてこれは留美さんの撮影でしょうか?河合君と僕がかぶっています(笑)

ちなみに僕は5年以上100kmオーバーのロングライドをしていないので、正直今回はかなり控えめで走るつもりでいました。

序盤でもう少し皆様には協力してもらいたかったですね。

もちろんペースは限りなく抑えていました。

とりあえず洲本に9:30に到着する為のペースでは走っていましたが・・・

後方ではO様親子が集団走行に上手くついて行けず、中富君がサポートに入って3人で後から追うような情況になっていたみたいです。
ちょうどその3人がこれから上ろうとしている坂道・・・

この5分ほど前に、僕はアタックしていました。

誰も引いてくれない事に対する、ちょっとした抗議を含む揺さぶりです。

平地でちょっと風が巻き、全体的に速度が落ちた瞬間にアタック!

一気に時速50km以上までスピードを上げて、そのまま惰力でここから続く坂道を上って行きました。

「さあこれ以上ペースを上げられたくなかったら誰か先頭を交代してくれ~!」っていう気持ちでアタックしたのですが、むしろその展開を楽しんでいるメンバーが数名・・・(涙)

またしても思惑が外れてガッカリ(苦笑)

その後サポートカーから後方とのタイム差を聞かされて・・・

「ここからペースを落としま~す!」と時速26~28kmまでペースダウン!

そう・・・ここで差を開き過ぎて、M嬢が自信でも失ったら大事件だ!!

「頼む中富!せめて時速30kmキープで引っ張ってくれ!」と祈りながら走る。

洲本へは予定通り9:29到着!

しかし後方グループは4分遅れとなり、M嬢が自信を失っていないか心配となる・・・

が、なんと当初は洲本~福良間を28号線でショートカットするかも・・・と言っていたO様1号より、「ここまで来たからには頑張って1周を目指す!」と言って頂き、親子共に完走を目標にしてくれたのがとても嬉しかったです。

ただ淡路島一周の一番しんどい区間が、ここから福良までの南あわじ市を抜けるエリアである!

僕みたいに上りが好きな人にとっては、ここからが本当に楽しめるポイントなんですが、そうでなければここからは拷問です。

とりあえず集合写真を元気よく撮れるのは洲本が最後だと思って撮影!

えっ!Y田様とI本様がちゃんと写ってないやん!

ちゃんと整列させてよカメラマン!(笑)



そして予定より気持ち早めに出発したのに・・・

洲本の温泉街は道路工事のお陰で渋滞!

またしても集団が2つのグループに寸断される。

まったくこの時期は週末ドライバーが多いから尚更・・・(苦笑)

由良では分岐地点でルートを間違えないよう、後方を待ってから・・・

さあ!いよいよ立川水仙郷(謎のパラダイス)への上りが始まる。

ここからが「楽しい楽しい山岳ポイントだ!」と喜んだのも束の間・・・

僕の身体に異変が起こる!

それまで何の無理もせずに走っていた僕の脚が突然痙攣!

左の大腿四頭筋と大腿二頭筋が同時に攣るというアクシデント。

更に左脚を庇いながら走ったせいで、まもなく右の大腿四頭筋も痙攣(汗)

まさに中富君に「店長!しょっぱなから飛ばして、後でどうなっても知りませんよ!」って言われ、「このくらいのペースで疲れるか~!」って言い返した直後の話である。

まさかの展開に僕自身が一番焦りました。

一番大暴れしたい区間でいきなり最初の上り口からこれって・・・

足の痺れから考えると、シューズのベルトを強く締め過ぎた事が原因の血行不良と思われる。

洲本で約30分間休憩している時、シューズのベルトを一度も緩めてなかったので、浮腫んだ足を休ませることができてなかった事が原因だろう。

いきなり出鼻を挫かれる形となった僕の異変を見て、最初にアタックしたのはY田様!


続いてO様2号が反応!!
O様2号は落車で怪我をした頃から比べてもたくましくなりました。

とにかく上りが日々速くなっている感じです。

そして両脚が攣り始めた僕はごまかしごまかし上っていきます。
メチャクチャ痛いです。立ち止まったら倒れ込んでしばらく起き上がれなくなるくらい、両脚の大腿四頭筋をズバッと切られたような激痛です。

後方のメンバーはまだ僕の異変に気付いていませんが、立川水仙郷の2度目の上りで気付かれます。

I倉様は全然余裕で走っています。

この人は平地のスピードも速いですが、実は上りも本気で走ればかなり速いです。

M嬢も大人に混ざって頑張っています。

G様は平地で先頭グループのスピードについて来る為、相当エネルギーを使っているはず・・・


2度目の上りで僕の不調を見切ってから、T様とI本様がY田様とO様2号のアタックに便乗するようになりました。

そうなると脚がうずいて反応したくなるのがF様!

「あかん!反応したくてもでき~ん!!悔し~!おもしろくな~い!」

そんな気持ちで逃げたグループから遅れを取らないように必死で傷みに堪えながら走る僕。

またしてもスプロケットを12~21Tのままで来た事を後悔!

「せめて23Tを用意するんやった!」

ヒルクライムの聖地『ラルプデュエズ』の名を店名に背負った僕が、上りで力を発揮できないなんて、これほど辛い事はありません。

もちろん上りがあったら下りもある!

僕は上りよりもむしろ下りを得意としているので、何とか逃げを決めた先行グループに追いつき、モンキーセンターで休憩。

ここで僕はO様親子とG様のペースダウンが気になっていたので、中富君に先行するように指示するが・・・

僕の「先に出発して!」って言葉にいち早く反応して出発したのは、I倉様やI本様、T様といったF様のブログ及び走り仲間グループ。

それに遅れないように便乗したのがO様2号とK様2号!

またしても「え~っ!なんでそうなるの~!」と僕も慌てて出発。

ここからはY田様が中富君のサポートをする形で後続グループを先導。

僕は必死に先行グループを追いかける。

しかし両脚が攣った状態でのチェイスはかなりしんどい!

南あわじの海岸線は風も強いので、そもそも1人でグループを追うのはかなり辛い(汗)

何とかO様2号とK様を捕らえたものの、やはりF様のブログ仲間グループは速い!

途中でサポートカーに応援を出して、ようやく先行グループに止まってもらう。

しかしここからが本番!

土生~阿万までのアップダウンが一番の難関なのだ。
それでもエヴァディオのペガサスに乗り換えたF様は悠々と上って行きます!

I本様とT様もまだまだ余裕・・・

K様2号も120km以上の距離を走るのは初めてとの事でしたが、距離に加えてこのアップダウンにはかなり疲れたはず。

O様2号共々良く頑張っています!

何しろこんなアップダウンが多いの何のって・・・

後続グループも頑張って上っています。
Y田様はまだ余力があります。

さりげなくアワイチの経験が豊富なんですよ!

G様はかなり苦しそうです。

しかし9月末の淡路島一周ロングライドに出場する予定らしいので、今回の参加で自信をつけてもらいたいというのが僕の願いです。

O様1号もかなり疲労が溜まってきています。

M嬢に負けないように頑張って欲しいところ!

サポートカーから河合君が応援していますが、ちゃんとエールは届いているでしょうか?

僕はヤケクソで走っていましたが、右のひざ裏が肉離れを起こしそうな・・・そんな激痛に耐えながら攣った脚を回し続けていました。

しかしこれは余談ですが、阿万の海水浴場で車の陰で着替えをしている女子軍団を偶然見つけ、「うおっ!マジか!」と思ったものの、既に着替え終わったところだったのでガッカリ・・・

少しは元気が回復するかと思ったのに、と~っても残念でした(笑)

阿万から次の目的地である道の駅うずしおまではあと少し!

そう気持ちを切り替えて走ったものの、福良港に入る前に再び峠が待っていて・・・

「くそ~!淡路ってこんなに上り区間が多かったか?もう脚が痛いっちゅうねん!」と、叫びながらやはり自棄のヤンパチで走ってました。

福良港に着いた時には既にお腹もペコペコで、ハンガーノックが近いっていう事が本能的に判りました。

水分補給はできているものの、塩分が抜けてカリウム不足は間違いありません。

そりゃ脚が攣ったまま回復しないのも無理はないというか・・・

ところがここで問題です!

かなりのメンバーが福良でバラけてしまいました。

実は阿万から福良までのルートも複数あり、福良港の町並みも少々複雑な為、集団で走るとバラけやすい鬼門なんですよね。

後続グループは道の駅うずしおを、うずしお観光船乗り場前の施設(なないろ館)と勘違いしていたのか、それとも先行グループとはぐれた不安から立ち止まったのか・・・

携帯電話で場所の確認をとった僕は急いで迎えに行く。

すると現場では熱射病寸前でグロッキーになったG様の姿が・・・

どうやらマメな水分補給もまともにやってなかったみたいで、完全な脱水症状と思われる。

これ以上の走行は危険と判断した僕は、自転車を分解してサポートカーに載せG様も収容。

G様はやはり自分の走りやすいペースがどういうものなのかがまだ御自身で解っていないらしいので、何とか残り1ヶ月で走りを磨いてから淡路島ロングライドに挑んで頂きたいですね!

そして残った11名で道の駅うずしおを目指す!

ここのアップダウンがまた殺人的なのだ!

余りに足の痙攣が限界だった僕は、思わずレーシングパンツの裾を目一杯ずり上げる!

レーシングパンツの縫い目をずらすだけで筋肉の動きが変化するってくらい、実は効果的な方法で、僕も奥の手としてこんな裏技を使っています。

難点は日焼けの跡がクッキリの太ももを、思いっきりさらけ出して走る為、女子の視線が少々痛いというところである(苦笑)

それで何とか騙し騙し道の駅に到着!
景色も綺麗でたまんないっすね~!

やっぱこれでしょ?

本当はオニオンビーフバーガーが食べたかったのですが、2人前のお客様で品切れとなり・・・

淡路島ビーフバーガーを注文しました。

整理券の番号普通におかしいです。

44番って・・・

実に30分待ちでした(苦笑)

それでもこのハンバーガー・・・
思った以上に美味しかったです。

たまねぎが甘いのなんのって・・・


サポートの河合君とバーガーを食べながらツーショット!!

ちなみにバーガー待ちの間にこんなものもいただきました。

びわソフトにも惹かれましたが、僕は騙されたつもりでたまねぎソフトを・・・

これがまた美味い!

最初の2口目まではたまねぎの香りがふわっとするものの、濃厚なバニラが引き立って美味いです!

さて予定よりも1時間20分押しで道の駅を出発。

なんとか明るいうちに帰りたいですね!

湊までは相変わらずアップダウンに苦しめられましたが、そこから岩屋まではほとんど平坦なので、かなり頑張りました。
五色を過ぎた辺りからは、ずっとF様のブログ仲間メンバーとY田様に引いてもらいながら・・・というよりも、ついて行っていること事態が奇跡同然のハイペースで走り続けました。

この人たち・・・後半になればなるほど速いなんて、セオリーに反しています!(笑)

週末ドライバーや路線バスに邪魔をされては集団から引き離され、その度になかなか追いつけなくてエネルギーを使い・・・

追いついてもローテーションに加わるほど脚の状態も良くないので、後ろで申し訳なさそうに走るのが精一杯でした。

そうしているうちにバスの妨害(?)にアドレナリンの高まった、I倉様とT様はアタックしてバスにピッタリついて走り、僕とF様、I本様、Y田様は反応すらできずに取り残されてしまう。

そしてついにY田様が離脱。ただでさえペースがきつかったので限界だったようです。

すると次はやはりこの方の出番!

F様が痺れを切らして最後の追い込みアタックを仕掛ける!

そのスピードに次はI本様が離脱!

ところが僕は何とかF様についていきたい訳で・・・

しかし右ひざ裏の激痛が半端じゃなかったので、一時はF様に300m程まで差を拡げられたのですが、53×14Tのギアをダンシング(立ちこぎ)で踏んだら不思議と傷みが和らいだ!

グイグイと差を詰めていった僕は時速38kmでF様を捕らえてリードする。

するとF様は負けじとカウンターアタックの態勢へ!

僕は影でF様の動きを判断していたので、すかさずダンシングで時速40kmオーバーのスピードで逃げを決める!

フェリー乗り場まで行くのかと思いきや、T様とI倉様は道の駅あわじで休憩されていました。

「あっ!店長速いな~!いつの間に追いついて来たの?」

「いや・・・もうグダグダですよ(笑)」

とりあえずここでしらす丼を食べて、明石からHAT神戸まで走るエネルギーを補給!
しかしフェリーへギリギリで乗船した兼ね合いで、ドリンクの追加を買えないまま明石に到着。

そして明るいうちに帰る気マンマンだった僕はライトもテールランプもなく・・・

日が沈まないうちに少しでも多く走らないと!って気持ちでかなり飛ばしました。

またしても帰り道でトレインを引きまくっていた僕は水分が無くなり、既に乳酸が溜まっている脚を休めたくて・・・

兵庫区に入った時点で離脱!

ファミマでドリンクを購入した僕は、ようやく下がり切った血糖値を戻して無事完走できました。

実質走行距離は206km  タイムは7時間47分

淡路島のタイム              5時間50分

休憩に要した時間           約4時間


やはり当初のスケジュールでいうところの、トータル2時間程度の休憩では、この夏の炎天下で淡路島を一周するのは、体力的にかなり厳しいって事なんですね(苦笑)



そして単独アワ2をチャレンジしていたI井様は無事に成功したそうです!

すごいですね!!

これでまたI井様がどんどん強くなる・・・

とりあえずO様親子が完走できた事、パンクや落車が無かった事が何よりでした!

G様のリタイヤは残念でしたが、今後の為にもいい経験になったと思います。


それでは皆様、また走行会で会いましょう!

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